【債務整理】任意整理で精神的にも物理的にも楽になった話

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こんにちは。

任意整理、個人再生、特定調停、自己破産…。

どれも債務整理の一種で、過去の私が借金をどうにかするために調べ倒した手段たちです(笑)

このブログの一番最初の記事に書いたとおり、私は任意整理を昨年行っています。

なぜ任意整理をすることになったのか、なぜ任意整理を選んだのか、任意整理をした時の流れなどを今回はお話しします。


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任意整理のきっかけはドクターストップ

任意整理のきっかけになったドクターストップ

休職する前、私の家計は火の車でした。

毎月毎月、7~10万円ほどの借金の返済に加え、一人暮らしによる高い固定費、仕事での出張による高い交通費(多いと1ヶ月で8万円超)など、支出が多すぎて借金を返済してはまた借金をする…を繰り返していました。

また、いつも体調が悪かったため病院代や栄養ドリンク代(笑)も相当にかさみ、ストレスで暴飲暴食を繰り返していたため体重も食費も右肩上がり😢

会社の交通費も、会社の事務処理がパンクしていたため仮払いなどはなく、自腹の交通費が経費として精算されるのが2,3ヶ月後ということもあり、その間は更にカードでの出費が増えていました。

借金で借金を返すこの生活はまずいと思いつつも、それでも賞与を糧にぎりぎり生き延びていたのですが、去年とうとうそれも終わりを迎えます。

それが

ドクターストップ

です。

医師と医師が呼んだジョブコーチから、休養のために今日以降会社とは一切直接連絡を取ってはならない、傷病手当金の出る1年半は休めるだけ休んでください、これはドクターストップですよ!と言われてしまったのです。


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会社に戻れない。

貯金だって無い。

私はもう、生活していけない。


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でも、絶望的な状況のわりに、不思議なくらいフラットな気持ちでした。

今思えば現実逃避だったのですが、診断書を書きながら話してくる医師も、私のこれからも、まるでテレビ画面に映った映像のように他人ごとに感じられました。

ただ、現実味が薄い中ぼんやりと

『結局私もお父さんと同じ、借金で首が回らない人間になったのか…。生活どうしようかな…』

と思ったのだけは覚えています。

それから2週間ほどして、少し身体が動くようになった頃、私は債務整理について調べ始めたのです。


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債務整理の手段と任意整理を選んだ理由

休職当初命を絶つ危険があったらしい私は、医師や母に勧められたのもあり、一人暮らしをやめて母と住むことになりました。

金銭的にも援助を受けながら生活しており、あまりの情けなさにどうにかなりそうでしたが、どうにかなるより感謝して生活を立て直すべき、まずは月の支払いを減らすために債務整理を考えようと思いました。

そして、動けるときに少しずつ債務整理について検討した結果が以下のような感じでした。


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☆自己破産

ご存じの方も多いかと思いますが、支払いきれなくなった借金を帳消しにしてもらう最終手段です。

もちろんギャンブル(パチンコやFX等)で負った借金など、一部免責にならない借金もありますが、本当にどうしようもない時は自己破産を考えなくては…と当時の私は思っていました。

ちなみに、私が自己破産は選ばなかったのは、

奨学金に連帯保証人がいること(私が自己破産したら連帯保証人に請求がいってしまう)

誰でも見られる官報に名前を載せたくない(私の名前は漢字が珍しいので見る人が見たらすぐ特定されそう)

というのが主な理由です。


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☆個人再生

個人再生は5,000万円未満の借金(住宅ローンを除く)を背負った人が対象になる債務整理方法です。

裁判所に再生計画案を提出し、認められれば借金を減額することができます。

住宅を手放す必要もありません。

任意整理とは異なり、整理する対象を選べないため、連帯保証人付きの奨学金がある私は選びませんでした。


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☆特定調停

債務者と債権者を簡易裁判所が仲介し、返済額などの条件を交渉・成立させる手段です。

弁護士などの専門家に依頼しない分費用が安い、整理する債権者を選べるなどの利点があります。

ですが、調停が不成立となる可能性があるのはもちろんのこと、簡単とはいえ資料の作成が必要であったり、債務者自身が出廷しなければなかったり等、ドクターストップのかかった人間には実行が難しい方法だったので、これも選びませんでした。


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☆任意整理

今後の利息をカットし、元金を分割返済(3年~5年で)するなどの交渉や手続きを弁護士や司法書士に行ってもらう方法です。

特定調停よりも費用はかかるものの、専門家にお任せできる安心感や手続きの簡単さがあり、債務整理の方法の中でも最も多く選ばれている方法です。

整理する債権者を選べる

手続きが簡単であること(精神的・身体的な負担の無さ)

休職中は傷病手当金、その後は復職or転職で定期的な収入が約束できる

といった理由から私はこの方法を選びました。


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任意整理を行ってみた

私は1社から140万円以上の借金をしていたため、司法書士さんではなく弁護士さんに任意整理をお願いしました。

私の場合、まずはこういったところで減額の診断をして、その後電話で詳しい話をするところからスタートしました↓↓






減額可能なのが分かるだけでも気が楽になるので、債務整理を依頼しようか迷ったら、まず無料診断をされてみることをおすすめします。

無料診断後の全体の流れとしてはこんな感じです。


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①電話やメールで相談+事務所へ行く日取りを決める

②事務所で弁護士さんから任意整理の詳しい説明+契約書類などの記入

③電話で和解契約や今後の支払いについての連絡が来る

④和解契約書が自宅に届いて完了。和解契約書どおりの支払いを始める


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事務所へ行くのは1回きり。説明もシンプル&丁寧でした。

ただ、担当の弁護士さんと会議室で1対1、対面で話したので物凄く緊張しました(笑)

借金のことを話すときは情けない気持ちで一杯でしたし、もう不安しかなかったのですが、暗ーい目で曖昧に笑いながら話す挙動不審な私(笑)に対しても、丁寧に対応しつつ粛々と進めて頂けたのがありがたかったです。

話を聞いて、契約書の記入以外に、1ヶ月のおおよその収入と支出、貯金や資産などを用紙に記入したりしました。

これだけのプラスが毎月あるので、ちゃんと返済していけますよ!という和解交渉のための資料になるそうです。

また、弁護士さんへの依頼費用は15万円ほどでした。

弁護士さんに依頼してから和解するまでの数か月間(私は4ヶ月ほどでした)、支払い能力があることの証明を兼ねて、依頼費用は分割で毎月支払いました。(分割した金額は任意整理後の毎月の返済額(予想)と同程度の金額です)

任意整理による身体的負担は事務所に行く1回のみ、大きな精神的負担は対面で弁護士さんと話すことくらいで、借金したことを怒られることもなく(笑)とても楽に任意整理を行うことができました。

和解契約書が送られてきた時は、

これでもう、無茶苦茶な請求額に悩まされることはない…。

と心底ほっとしたのを覚えています。

借金で借金を返済する生活ではなく、新たな借金しなくても、借金を返済しながら生活できるようになったのです。

借金をしている後ろめたさや情けなさがあったものの、思い切って任意整理を依頼して本当に良かったです。


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任意整理で人生を立て直す気力を得た

任意整理をして、カード会社への毎月の返済額は大幅に減り、気分が本当に楽になりました。

また、心の余裕ができたことで、人生を立て直すために何をするかを考えられるようになったのがとても良かったです。

ちなみに、今私が抱えている事業費・生活費・医療費の借金については、個人からの借金のため、病状をみながらゆっくり返済していくことでOKをもらっているものです。早く返せるにこしたことはありませんが、無理して働いて返すのは止められています。

任意整理を依頼する前は、信用情報のことや借金への恥ずかしさや後ろめたさ、社会人としてのプライドなどから、依頼するかどうか相当悩みました。

でも、覚悟を決めて任意整理をしてみると、手続きはとても簡単だったし、返済額は減ったし、永遠に信用情報がアウトになるわけでもないしと、借金で首が回らなくなって頭を抱えているだけの休職当初より遥かに状況は良くなっています。

そして何より、これ以上の借金をせず、借金の為ではなく自分の人生のために生活していけるようになったというとても大きなメリットがありました。

無理に無理を重ねて、自分の中にある普通の社会人像を維持するより、一度サレンダーしてやり直しを決意する方が良かったです。

今はADHD特有の衝動もかなり和らいでいるので、今後も真っ当に生き、借金を返済しながら普通の生活を続けていこうと思っています。


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